一般財団法人 雑賀技術研究所から、当センターに「デスクトップ型3Dプリンター」を寄贈いただきました。
この3Dプリンターは、当センターで推進する「スマートものづくり」の一環として、3Dプリンターを活用したものづくりの裾野拡大を図ることで、和歌山県の科学技術の振興に役立てていく予定です。
今回の寄贈は同財団が行っている「科学技術の振興及び青少年の創造性育成」を目的とした寄付の一環であり、昨年度に引き続き2回目となります。
昨年度は「マイクロ電子天秤」を寄贈いただき、高精度の分析に必要不可欠である極微量サンプルの精密測定に活用させていただいています。
●装置の概要
本装置は、3DCAD、3DCGデータを基に立体モデルを造形する装置です。糸状の樹脂(フィラメント)を熱で溶解し、積み重ねることで立体モデルを作製します。
プラスチック成型品や金属部品の試作などに用いることができ、製品開発段階での形状把握や、機構の検討が可能です。製品の高度化やリスク低減、開発の迅速化に寄与することができます。
- 品名
3Dプリンター(3DSYSTEMS CubePro Trio) - 特徴
材料:ABS/PLS/ナイロン
造形最大サイズ;185×265×240mm
積層ピッチ;70ミクロン、200ミクロン、300ミクロン - 応用例
試作モデル(形状確認、デザインチェック)
動作機能確認
組み付け干渉チェック
治具の作製
2015年11月01日