20171114_phot1.jpg 平成29年11月14日に、和歌山県工業技術センターにおいて「エポキシ樹脂」をテーマに合成技術講演会を開催しました。エポキシ樹脂はシート材や接着剤、コーティング剤や充填剤として用いられており、特に電子材料分野では高付加価値化が見込めるため、研究開発が盛んに行われている材料です。

 本講演会では、関西大学の原田美由紀 教授を講師に迎え、「エポキシ樹脂の基礎と開発動向」及び「高放熱・高耐熱エポキシ樹脂の研究開発」と題してご講演いただきました。参加いただいた多くの方からは、非常にわかりやすく参考になったとのご意見をいただきました。  

 御多忙の中、ご参加いただきました皆様に厚く御礼申し上げます。

開催日時

平成29年11月14日(火) 13:30~17:30

場所

和歌山県工業技術センター 研究交流棟6階 紀ノ川テクノホール

内容

講師:関西大学 化学生命工学部 化学・物質工学科
    教授 原田 美由紀 氏

第一部
「エポキシ樹脂の基礎と開発動向」

 エポキシ樹脂は、接着剤・塗料等に幅広く用いられる材料であるが、電子材料分野での使用も拡大している。第一部では、硬化物性をコントロールするための基礎的な考え方を説明するとともに、研究動向について紹介いただいた。

第二部
「高放熱・高耐熱エポキシ樹脂の研究開発」

  近年、電子材料に用いられるエポキシ樹脂には、製品の小型化や信頼性を満足するために放熱性や耐熱性の付与が要求されている。第二部では、剛直骨格の導入によってエポキシ網目鎖の立体構造制御を行うことで、これらの特性を発現させる方法について紹介いただいた。