平成30年3月22日に「皮革工業に関する研究会」を和歌山皮革技術協会との共催により開催いたしました。

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 本研究会では、和歌山皮革技術協会に所属する企業の方々に皮革技術に関する最新の情報を提供し、各社の製品開発、品質管理に役立てていただくことを目的としております。今回は、皮革に関する日本工業規格(JIS)に大幅な見直しが行われたことを受け、(一財)日本皮革研究所の大形公紀氏に「皮革のJIS改正について」と題して講演いただきました。

 講演では当該JISの改正原案作成委員である大形氏から、従来規格と新規格の試験操作の違いや、新規格による試験結果の取扱いに関する注意点について詳細に解説いただきました。今回改正されたJISは皮革製品の品質管理に関する重要な項目であるため、参加者の方々は熱心に聴講されました。講演終了後の意見交換では、大形氏から今後の皮革JIS改正に関する情報や、革製品の海外輸出時に問題となる規制物質に関する情報等も提供いただき、大変有意義な研究会となりました。

 ご多用の中、ご参加いただきました皆様に厚く御礼申し上げます。和歌山県工業技術センターでは、今後も皮革技術に関する情報提供等を通じて県内皮革産業を支援いたします。

日時

 平成30年3月22日(木曜日) 午後6時00分 から 午後8時00分まで

場所

 和歌山県製革事業協同組合 会議室 (和歌山県和歌山市雄松町3丁目46

内容

 講演 「皮革JIS改正について」

    (一財)日本皮革研究所 分析センター 室長 大形 公紀氏