分析実務者及び試料調製を行いたい方を対象に、ICP発光分光分析及び原子吸光分析に適用できる試料の前処理についての技術研修会を開催しました。

日時

 令和2年9月8日(火)及び9月15日(火)

場所

 和歌山県工業技術センター 本館3階 分析化学研究室

内容

 当センターの研究員が試料の前処理(試料の溶液化)について、実際使用する試薬、器具及び装置を用いて説明するとともに、有機系試料に酸を加え加熱分解する湿式灰化法及びマイクロウェーブ試料分解装置によるデモを行いました。

 研修会には、県内の化学企業から分析実務者7名(9/8:5名、9/15:2名)の方が参加されました。ご参加いただきました皆様には、厚く御礼申し上げます。
 今後も技術研修会などを通じ、企業の品質管理に必用な機器分析技術を移転し、県内の製造業を支援してまいりますので宜しくお願いします。

R2_技術研修会-風景.jpg また、この研修会の他にも多数のセミナーや講座を無料で開催し、企業の皆様にとって有益な情報をお知らせするとともに、技術的な支援を実施しています。参加できる人数が限られていますので、お申し込みはぜひお早めにお願いいたします。


 当研修会は、新型コロナウイルス感染症拡大防止を考慮し以下の点などに注意し、実施しました。

 ・風邪や発熱の症状がある方は参加しない
 ・主催者は、参加者の健康状態を確認する
 ・消毒剤を準備し、入退出時に手指を消毒する
 ・30分に1回以上、数分間程度の換気を行う
 ・会場内ではマスクを着用する