工業技術センターでは、ユーグレナKishu株の商業利用に関して、これまで様々な技術支援などを行ってきました。
 このほど、剤盛堂薬品株式会社(和歌山市)から、ユーグレナKishu株と紅蔘(こうじん)を組合わせた健康食品『活蔘甦(かつじんこう)』が製造販売されました。
 本商品は、和歌山県による先駆的産業技術研究開発支援事業(令和元年度採択課題)において得られた成果であり、アミノ酸を高含有した「剤盛堂薬品株式会社仕様のユーグレナKishu株粉末」を使用しています。
 工業技術センターでは、引き続きユーグレナKishu株を用いた商品開発の技術支援を行っていきます。

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開発したユーグレナKishu株含有の紅蔘加工品
「活蔘甦」(剤盛堂薬品株式会社提供)

ユーグレナKishu株
工業技術センターが平成26年に県内の水域で発見し、特許を取得したユーグレナの新規株(特許第6019305号)。平成29〜令和元年度に実施した和歌山県コア技術確立事業において培養技術を確立し、令和元年には、株式会社ビオラボ(兵庫県神戸市)から食品原料として製造販売が開始されました。