2024年6月29日(土)~ 30日(日)の2日間、愛媛大学樽味キャンパスで開催された2024生態工学会年次大会(愛媛大会)において、工業技術センター赤木主任研究員が優秀講演賞を受賞しました。
講演タイトル
排水処理施設において高密度発生する水生ミミズの生物学的特性と生態工学的利用の可能性
研究の概要
当センターでは、梅加工場の排水処理に高密度発生する水生ミミズ(ウスベニイトミミズ)に着目し、汚泥減容や養殖魚用飼料への展開を検討しています。ウスベニイトミミズの生息密度は570万個体(13kg)/㎡にもなり、淡水・海水ともに生存可能であることが分かっています。我々は、実験室で培養条件を確立し、孵化(ふか)と産卵に対する温度の影響について調べました。また、低酸素条件下で卵包(コクーン)を数か月間保存できることを明らかにしました。
今後、地球上の環境生態系の構築だけではなく、月や火星など宇宙空間での利用も期待されます。
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2024年08月05日