技術セミナー「磁場応答性ソフトマテリアルの物性と応用」のご案内【令和6年11月29日】

募集期間：2024年11月12日～ 2024年11月27日（終了しました）

開催日：2024年11月29日（終了しました）

　「磁場応答性ソフトマテリアル」は、磁石によりプリンの硬さから軟質プラスチックの硬さまで瞬時に変化させることができる非常にユニークな材料です。一つの材料で柔らかい状態、硬い状態を作ることができることから、触覚を表現するデバイスの作成や、硬さの変化で音や振動の伝達を制御するデバイス等への応用が期待されています。
　本セミナーでは、「磁場応答性ソフトマテリアル」の開発者である新潟大学三俣先生を講師にお迎えし、実用化に向けた取り組みについて紹介していただきます。是非お気軽にご参加ください。

開催日時

令和6年11月29日（金）　15:30～17:00

場所

和歌山県工業技術センター（和歌山市小倉60番地）
研究交流棟6F　研修室

講師

新潟大学自然科学系（工学部）
准教授　　三俣　哲　氏

講演内容

「磁場応答性ソフトマテリアルの物性と応用」

高分子ゲルやエラストマーに磁性流体や磁性粒子を複合化した材料は磁場応答性ソフトマテリアルと呼ばれ、磁場を印加すると粘弾性が変化する現象、磁気粘弾性効果を示す。市販の永久磁石でも弾性率が数百倍、瞬時に可逆的に変化する。本講演では、水系ゲル、ポリウレタンをベースとする磁場応答性ソフトマテリアルの磁気粘弾性効果、および電気伝導、熱伝導、振動吸収の磁場による制御など、実用化に向けた取り組みについて紹介する。