令和2年度「第2回 最新ロボットセミナー」を開催しました。

日時

 令和2年10月13日(火)13:30 ~ 16:50

場所

 和歌山県工業技術センター
  研究交流棟6階 紀ノ川テクノホール

内容

 様々な産業において、自動化・省力化にロボットの普及が急速に進んでいます。今回のセミナーでは、労働生産性の向上が難しい産業でのロボットの利活用に関する研究の紹介と人と同じ空間で作業を行うことが可能な協働型ロボットの紹介、実機によるデモを行いました。

 まず、「産業用ロボットの新しい利活用法を目指して」というテーマで、立命館大学理工学部ロボティクス学科 運動知能研究室 川村 貞夫(かわむら さだお)教授から、産業用ロボットを新領域(食品等)で利用するためのソフトロボティクス化に向けた研究開発事例を紹介いただきました。
この講演は、リモート形式で行われました。

 続いて、「人協働型ロボット・システムが切り開く作業現場の生産性改革」というテーマで、川崎重工業株式会社 ロボットディビジョン 産機ロボット総括部 総括部長 吉桑 栄二(よしくわ えいじ)氏から、川崎重工業株式会社の産業用ロボット、主に協働型ロボット「duAro」と、遠隔協調型ロボットシステム「Successor」について、事例を含めて紹介いただきました。

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 実際のロボットによるデモでは、太洋工業株式会社 電子部品課 産機システム課 様により、川崎重工業株式会社製の双腕型協働ロボット「duAro」によるボタン電池の欠陥検査と、良品、不良品の選別を実演いただきました。

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 今回のセミナーには、県内企業の皆様、30名の方が参加されました。

 また、このセミナーの他にも多数のセミナーや講座を無料で開催し、企業の皆様にとって有益な情報をお知らせするとともに、技術的な支援を実施しています。参加できる人数が限られていますので、お申し込みはぜひお早めにお願いいたします。


 当講習会は、新型コロナウイルス感染症拡大防止を考慮し以下の点などに注意し、実施しました。

 ・風邪や発熱の症状がある方は参加しない
 ・主催者は、参加者の健康状態を確認する
 ・消毒剤を準備し、入退出時に手指を消毒する
 ・30分に1回以上、数分間程度の換気を行う
 ・参加者間に十分な距離を確保すると共に、会場内ではマスクを着用する
 ・講演者と参加者との間にアクリル板を設置し、飛沫対策を講じる