keirin_hojyowouketeimasu_white_back.png

日時

 令和4年2月17日(木) 14:00-15:40

開催方法

 オンライン形式(Microsoft Teams)

内容 

 本年度公益財団法人JKA機械振興補助事業において機械学習QSPRシステムを導入し、和歌山大学と連携しながら有機電子材料を中心に予測モデル作成の検討を進めてきました。今回は、その検討結果を紹介するとともに、皆様にご活用いただくにあたって、今後の利用環境等について紹介しました。

(1)機械学習の概要と化学系分野での活用事例紹介
   和歌山県工業技術センター 化学技術部 森 一

 近年、化学系分野において機械学習の導入が加速化しており、工業技術センターでも機械学習を活用した化学系の材料物性予測システムの導入と活用を進めています。このような背景のもと、本発表ではこれから機械学習を活用しようとする方を対象に、機械学習の概要と実際の活用事例等について紹介しました。

(2)機械学習QSPRによる有機材料の物性予測モデルの作成
   和歌山県工業技術センター 化学技術部 芳井 朝美

 工業技術センターでは、新規導入したシステムの利用によって、書籍やデータ集から分子構造と物性データを収集しながら予測モデルを作成しています。本発表では、有機電子材料として重要な物性値であるガラス転移点(Tg)と発光量子収率(PLQY)を例に、モデル作成までの道のりをご紹介しました。


 本セミナーでは、本年度公益財団法人JKA機械振興補助事業で導入の機械学習QSPRシステムを用いた活用事例や、モデル作成について紹介いたしました。今回、8機関26名の方にご参加いただきました。

 また、このセミナーの他にも多数のセミナーや講座を無料で開催し、企業の皆様にとって有益な情報をお知らせするとともに、技術的な支援を実施しています。参加できる人数が限られていますので、お申し込みはぜひお早めにお願いいたします。