和歌山県工業技術センターでは、県内企業の皆様のものづくりを支援するため、保有機器や基盤技術の充実と共に、分析技術に関する情報発信を行っています。今回は、走査型電子顕微鏡(SEM)を用いた「微小領域の分析技術」に関する講習会を開催しました。

日時

 令和5年11月8日(水) 13:00-16:00

場所

 和歌山県工業技術センター 研究交流棟6階テクノホール

内容 

 本講習会では、SEMの測定原理、必要となる前処理法、種々の分析事例、さらには最新の応用事例まで、詳しく紹介いただきました。

(1) 「最新走査型電子顕微鏡(SEM)の測定原理とその応用例」
 日本電子株式会社 作田 裕介 氏
13:00~14:00
(2) 「SEMの前処理•分析技術の紹介」
 日本電子株式会社 作田 裕介 氏
14:00~14:30
(3) 「ED/WDS分析の最前線と世界初のBEXイメージングシステムによるマッピング技術」
オックスフォード・インストゥルメンツ株式会社 五十嵐 誠 氏
14:45~15:30
(4) 「SEMとRAMANを組み合わせた相関分析技術の概要と応用例」
オックスフォード・インストゥルメンツ株式会社 村田 泰斗 氏
15:30~16:00

 本講習会では、走査型電子顕微鏡、特にFE-SEM(電界放出型走査型電子顕微鏡)を用いた「微小領域の分析技術」について紹介いたしました。今回、9機関18名の方にご参加いただきました。

 また、この講習会の他にも多数のセミナーや講座を無料で開催し、企業の皆様にとって有益な情報をお知らせするとともに、技術的な支援を実施しています。参加できる人数が限られていますので、お申し込みはぜひお早めにお願いいたします。