和歌山県工業技術センターでは、サーキュラーエコノミーに関する最新情報を提供するための講演会を行いました。

開催日時

令和6年6月13日(木) 15:00 - 17:00

場所

和歌山県工業技術センター(和歌山市小倉60)
研究交流棟6階 研修室

内容
講演 芳香族生物資源を活用した高耐熱バイオベースフィルム
講師 江南大学 化学与材料工程学院 長江講席教授 金子達雄 先生
内容 演者らは、桂皮酸系の芳香族資源から高耐熱性バイオポリエステルを合成する研究に端を発し長年高耐熱バイオプラスチックの開発を行ってきた。近年、理想的な高耐熱構造を持つとされるポリベンズイミダゾールなどの芳香環の連続構造の問題点を指摘し、共鳴構造を適度に壊すことで分子鎖間力をさらに高め、より耐熱温度を高めることに成功した。現在、これをアンチ共鳴安定化と呼び史上最高耐熱のフィルムを作製した。本講演では本概念の説明と有機フィルムの耐熱限界に関し議論した。
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講演会開催の様子

 


 本講演会では、高耐熱性バイオプラスチックの研究における最新の技術動向や、生分解性プラスチックの高機能化技術について講演いただきました。今回の講演会には、6機関、10名の方にご参加いただきました。

 また、本勉強会の他にも多数のセミナーや講座を無料で開催し、企業の皆様にとって有益な情報をお知らせするとともに、技術的な支援を実施しています。参加できる人数が限られていますので、お申し込みはぜひお早めにお願いいたします。