食品産業部では、食品の製造・開発、品質管理にかかわる技術支援や研究開発を行っています。特に、「フードサイエンスの深耕」、「未利用資源活用技術の深耕」を重点課題として掲げ、地域特産物や未利用資源を活用した新たな食品加工技術の開発に取り組んでいます。
現在、「フードプロセッシングラボ」を整備中です。食品の加工方法や、加工条件を検討するための設備・機器を効率よく集約し、今まで以上に企業の皆さまにご利用いただきやすい設備として、平成30年度より運用いたします。
食品産業部のグループ |
・平成29年11月17日 第2回フードプロセッシングセミナーを開催しました ・平成29年12月8日 第3回フードプロセッシングセミナーを開催しました |
分析評価グループ
分析評価グループでは、技術相談や受託試験、機器貸付を行い、食品の機能性や安全性、栄養に関するご相談や分析のご依頼に対応します。また、地域特産物や、微生物を利用した研究開発を行っています。
技術相談
- 食品加工
- 食品の品質・衛生管理、保存性(賞味期限)
受託試験
- 食品成分試験(栄養成分、有機酸類 など)
- 食品化学・物性試験
- 微生物試験(一般生菌数、真菌数、大腸菌群 など)
- 食品保存試験、異物検査
機器貸付
- 食品の試作・加工、分析・評価に用いる機器の貸付
研究テーマ
フードサイエンスの深耕
- 食品加工に適した乳酸菌の生菌乾燥粉末化技術に関する調査研究
- 梅酒の熟成と香り成分のコントロール技術に関する研究
- イタドリの増殖と機能性成分活用技術の開発
加工技術グループ
加工技術グループでは、「フードサイエンス」および「微生物利用技術」に関する研究開発を強化し、県内食品産業への支援を行っています。これらの研究開発の実施においては、これまでに蓄積した保有技術に加え、異分野技術の導入と活用、他機関との連携強化を進め、新たな技術を創出していきます。また、平成30年度からは食品加工技術の開発、実証において、フードプロセッシングラボを積極的に活用していきます。
フードサイエンスの深耕(pdf) 微生物利用技術の深耕(pdf)
研究テーマ
フードサイエンスの深耕
- 特長ある品種のラインアップによるウメ需要拡大と生産者の所得向上
- ゲル状食品のフレーバーリリース増幅技術に関する研究
微生物利用技術の深耕
- 微生物による未利用資源の活用技術の開発
- 酵母育種技術の高度化に関する基盤整備
- 酵素利用技術のための基盤整備
- 微細藻類の工業利用に関する研究(受託研究)
- 微細藻類の培養に関する研究(受託研究)
その他
- 県オリジナル品種'きゅうき'の越年出荷技術の確立
- 次世代のカンキツ新品種素材の育成