専門分野: 金属材料・腐食防食 内山 真明
2022年度入庁 所属:地域資源活用部
私は元々鉄鋼メーカーに在籍し、溶融めっき鋼板の腐食に関する研究を行っておりました。その中で、自身の専門である金属材料をベースに、より幅広い分野での経験、知見を深めたいと思い当センターに転職しました。当センターには日々県内外の企業様から技術相談が寄せられます。私の専門分野である金属材料は、機械金属業界のみならず、化学や食品業界等で広く使用されておりますので、自身の知見だけでは対応できないことも多々あります。当センター内には様々な専門分野を持った職員が在籍しておりますので、お互い意見交換をしながらこうした相談に対応しております。自らの専門外の知見が聞ける機会が多く、楽しく日々を過ごしております。当センターの研究員のうち、約6割が民間企業や大学等からの転職経験者です。新卒の方だけではなく、様々なバックグラウンドをお持ちの方が活躍できる素地があると思います。ご興味があればぜひ当センターへお越しください。
専門分野: 高分子物性 星野 顕一
2020年度入庁 所属:地域資源活用部
当センターでは専門分野の研究業務だけではなく、企業様が将来発展するために必要な支援も行っております。私の専門分野は高分子物性ですが、専門外の各種材料に関する試験分析や技術相談業務に携わることもあります。また、必要に応じて派遣研修職員として当センターから大学院や省庁等へ出向する可能性もあります。私は2022年4月から2年間、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下NEDO)への出向を命ぜられました。NEDOに派遣されて、研究業務だけでは見えていなかった企業様の支援に必要な補助金の提案公募事業の事務的な流れや仕組みを理解することができました。このように、当センターは大学等の研究機関とは異なり、自分の専門分野や職務内容に拘ることなく、臨機応変に企業様の「お役に立てること」を模索できる職場です。皆さまのこれまでの研究で培った経験を活かして、和歌山県で腰を据えて働きたい方のご応募をお待ちしております。
専門分野: 情報処理・電子工学 野村 侑平
2018年度入庁 所属:ものづくり支援部
私は修士課程修了後、5年間の民間企業勤務を経て入庁しました。企業に勤めていた頃は主にソフトウェアの開発を行っていましたが、現在はその経験を活かしてAIやIoT分野の研究開発や技術支援を担当しています。技術分野的にはある程度過去の延長線上にいますが、仕事のやり方は大きく変化したと感じています。というのも、当センターの仕事は上意下達で割り振られるものが少ないため、主体的にやるべき事を立案し実行していかなければなりません。それは裏を返せば自分の裁量が大きいということでもあるので、そこに魅力を感じる方にはとても良い職場だと思います。例えば私は、これからの必要性を考慮して、博士課程(社会人ドクター)に進学しAIの理論的背景などを学んでいます。大前提としてそれが将来県内産業にどう貢献するのかというロジックは必要になりますが、その範疇で自分が何を目指すのかを考えられるのがやりがいの一つです。
専門分野: 有機化学・高分子化学 齋藤 茜
2014年度入庁 所属:化学技術部
私は、大学を卒業後入庁し、以来化学技術部に所属しています。化学技術部では、企業の皆様から依頼される受託試験としてGPC測定や水蒸気透過率測定などの機器分析や、機能性フィルムの研究開発などの業務を担当しています。学部卒で入庁しましたが、先輩方に教わりながら日々の業務に取り組んでいます。現在は1児の母で、保育園送迎など、子育てが忙しい時期ですが、当センターに限らず、和歌山県庁では、様々な育児支援制度が用意されており、私も育児時間休暇や時差出勤などを利用しています。保育園行事や子供の発熱等による突発的な休暇も取得可能で、仕事と育児の両立がしやすい環境です。
専門分野: 材料工学・微小光学 森 智博
2013年度入庁 所属:化学技術部
私の専門分野は材料工学で、特にナノスケールの光物性や構造解析に関することを専門としています。現在は化学技術部に所属しており、県内産業の発展に資する光機能性材料の研究を中心に行っています。民間企業を6年経験してから中途入庁し、仕事をしながら社会人博士後期課程に通い学位を取得しました。2022年からは、和歌山県海外派遣研修として、シンガポール工科デザイン大学での1年間の留学を経験しました。このように、当センターでは、個々のキャリアデザインに合わせたサポート環境が整っております。技術の橋渡しを担う研究開発を一緒にしてみませんか。